NPO法人北海道医療連携ネットワーク協議会との提携について

2021/09/28

⼀般社団法⼈スマートヘルスケア協会(以下、「SHCA」)は、NPO 法⼈北海道医療連携ネットワーク協議会(以下、「北海道医療連携ネットワーク協議会」)と、⼼原性脳梗塞の発⽣原因である⼼房細動を対象とした薬局店頭での早期発⾒を推進する事業につき、事業提携(以下、「本提携」)いたしました。

健康寿命の延伸は、日本国民の豊かな生活の確保は勿論、経済的課題からも医療体制的課題においても最重要課題となっています。健康寿命の延伸の為には、健康リスクの早期発見は重要テーマであり、健康診断やがん検診の未受診者対策、喫煙対策などが実施されています。2018年12月に成立した、脳卒中・循環器病対策基本法に基づく「循環器病対策推進基本計画」において、小児から成人までの予防啓発、多職種・多段階の切れ目のない医療連携を推進する上で、薬局の来局者に向けた啓発及び健診等の受診勧奨が役立つと考えられています。

SHCAが認証する「健康応援スポット」(主に薬局、調剤併設のドラッグストア)では、心電図付血圧計を用いた店頭での自己測定事業を適切に運用する上で必要となる研修、及び運用体制の構築に関する利用資材などを提供しており、健康リスク保有者への受診勧奨や啓発活動を推進しております。

薬局への来局者の多くは、医療機関の受診を経て来局される方が主ですが、他の疾患リスクを保有している可能性も少なくありません。

今回の提携の目的は、SHCAとクリニックや病院などが母体の「北海道医療連携ネットワーク協議会」が組むことで、薬局からクリニックや病院への受診勧奨を可能にし、薬局来局者がスムーズに薬局からかかりつけ医や専門医を受診するように促します。

本提携では、まずは脳卒中および急性心筋梗塞を対象に行いますが、今後は他の疾患へも取組を広げることを視野に入れつつ、北海道内の医療連携を推進していきます。

受診勧奨モデル

図:医療連携による疾患の早期発見の具体的なモデル

以上